冠婚コラム

「3月3日は結納の日」

3月3日は結納の日と言うことを皆さんはご存じですか?
古来中国人の間で、結婚式の席上で好んで歌われた歌があります。
それが桃夭(とうよう):花嫁の歌です。

詩経国風:周南篇から「桃夭」を読む。(壺齋散人注)

  桃之夭夭  桃の夭夭たる
  灼灼其華  灼灼たり其の華
  之子于歸  この子ここに歸(とつ)がば
  宜其室家  其の室家に宜しからん

  桃之夭夭  桃の夭夭たる
  有蕡其實  有蕡(ふん)たり其の實
  之子于歸  この子ここに歸がば
  宜其家室  其の家室に宜しからん

  桃之夭夭  桃の夭夭たる
  其葉蓁蓁  其の葉蓁蓁たり
  之子于歸  この子ここに歸がば
  宜其家人  其の家人に宜しからん

桃は若々しく、その花は燃えるようだ、その桃のような娘が嫁いだならば、きっと素晴らしいお嫁さんになるだろう
桃は若々しく、その実はふっくらとしている、その桃のような娘が嫁いだならば、きっと素晴らしいお嫁さんになるだろう
桃は若々しく、その葉はふさふさとしている、その桃のような娘が嫁いだならば、きっと家中の人が喜ぶだろう
桃の初々しい姿を乙女の姿に重ね合わせ、花、実、葉についてそのみずみずしさを強調し、その桃の
ような乙女が嫁に行った家はさぞ幸せだろうと、のびのびとした祝いの感情を述べています。
このような記述から桃の節句とからめ3月3日を結納の日と決めたようです。
日本で言えば謡曲「高砂」の「四海波」が「桃夭」と同じような位置づけにあたります。
謡曲「高砂」は、夫婦の結びつきの堅さを松になぞらえ、高砂(兵庫県)の松と海を隔てた住吉(大阪府)
の松とを「相生の松」という由縁から、阿蘇の宮の神主一行が高砂の浦から住吉に向けて船に乗って向
かい、着いた住吉では神遊びの最中であり天下泰平国土安泰を祝うと言う内容で、大変お目出度い祝い
詞です。  

2013.02.09

「結納再評価の動き」

平成24年5月10日の読売新聞に「結納再評価の動き」と言う記事が掲載されました。
 
3月11日の東日本大震災を切っ掛けとし、家族の在り方、人を思う気持ちが見直されていますと書かれていましたが、確かにこの長期デフレ不況のなかで人の心は余裕を無くし「自分が大切」と思う人は多くなりました。

結納は気難しい、堅苦しいと色々な考えはあるでしょうが40歳代50歳代のお母様世代もきっと結納を頂いた時の喜びはあったはずなのですが時間が経過すると厳しい現実と向かい合っているうちに喜びは薄れ時と同じように流されていってしまった人も多くおられるのかなと感じる今日この頃です。
 
それが、東日本大震災を期に「絆」と称して結納の大切さ、すなわち親への感謝、皆さんに育てて頂いた感謝を忘れず二人の堅い絆を守り通す。
 
この約束ごとが結納であることを改めて一般の皆様に知って頂きたくここに記載致しました。
 

2012.06.06


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